ブレインズ・タイムス第30号


CHOCOLATE チョコレ−ト

 チョコレートはダイエットの敵と思っていますか?答えは「NO」です。栄養学を学んでいる昭和女子大の学生対象アンケートでさえ、「チョコレートは肥満の原因」「チョコレートはカロリーが高く、栄養バランスが悪い」と認識されている程、チョコレートの評価は低いのですが、実は正確な栄養学知識ではチョコレートは肥満の原因にならないばかりか、素晴らしい機能があると見直されているのです。
 1995年と1996年東京で行われたチョコレート・ココア国際栄養シンポジウムの報告から、チョコレートの機能性を紹介します。

1.カカオマスには17%程度の食物繊維が含まれている。
2.カカオリグニンは優れた血圧上昇抑制作用を持つ。
3.カカオ豆成分には抗ストレス効果がある。
4.米国FDA(連邦食品・医薬品局)が、1989年に組織した「砂糖特別調査班」の調査結果では、「虫歯を除き、砂糖は肥満、低血圧症、糖尿病、高脂血症、過剰行動などの発症の原因ではない」という結論を発表している。
5.虫歯について、カカオ豆成分には虫歯抑制作用があり、砂糖単独より、チョコレートの方がカカオ豆成分の虫歯抑制が働く。

以上、チョコレート好きにはうれしい情報でした。(資料:日本チョコレート・ココア協会)

ブランドうんちく講座   Patek Philippe パテックフィリップ

 スイスの宝飾品と時計の店のブランド名と店名。1839年ジュネーブに創業。社名の由来は2人の創業者、ポーランドからの亡命貴族 A.Patek伯爵と A.Philippe に因む。2人は共に完璧主義者で、「洗練に洗練を」をモットーに、精巧な細工と優美な装飾性を追及し、この思想が今に受け継がれている。現在も高品質の手作り時計しか作らないために、生産は年間8,000ピーズといわれ、まさに「少数高品質」を守り続けるブランドになっている。古い顧客には、クィーンビクトリア、トルストイ、バルザック、アインシュタイン、チャイコフスキーなどが名を連ね、多くの愛用品がPatek Philippe本社によって買い戻され、同社の博物館に所蔵されている。Patek Philippeが1910年にティファニーに販売した婦人用ペンダントウォッチは丸い文字盤を治めた八角形の枠に、花の装飾と涙型のダイヤモンドが下がる美しいもの。ペンダントを下げる本人が文字盤を読みやすいようにとの配慮から、胸に下げられた形で見ると文字盤が逆さになっている。

1997年9月10日(平成9年) 発行

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