食材に塩をして押したもの。塩の持つ脱水作用を利用した保存方法の一つだが、
塩を使う事により、余分な水分が抜け、旨味を引き出す役割を持つ。
塩には殺菌作用や、水分を吸い取る事で、臭みや腐敗を防止する役目がある。
その他、調理に使う塩の使い方には下記のようなものがある。
ふり塩:食材に塩をふること ―臭みを除き味をつける
ひと塩:食材に軽く塩をふること ―漬物の下漬けや一夜干しなどに使う
べた塩:魚の全体に白くなるほどの塩をすること ―しめ鯖などに使う
塩じめ:魚に塩をふって余分な水分を除き身をしめること
塩びき:魚を塩蔵すること。一般には塩をした鮭をいう
たて塩:海水程度の塩水のこと ―魚介類の下洗いや野菜などの下漬けに使う
よび塩:塩蔵品の塩ぬきをする時に使う薄い塩水のこと
塩もみ:刻んだ野菜などに塩を振りかけ手でもむ事。水分を取り出し味をなじませる
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